こんにちは、代表の久米です。
昨日、静岡県副知事 髙秀樹氏がソマウッドを視察するために、事務所兼女子寮へ来られました。
髙副知事はかねてより、地方創生(中山間地振興)と女性活用に前向きな姿勢を貫いており、今回は林業で活躍する女性に話を聞きたい、というリクエストに当社が応えたものです。
写真は、髙副知事を囲んで車座になっているところ。
ソマウッド林業女子のワタナベは少々緊張気味でしたが、とても気さくな方で、財務省のご出身というお堅いイメージとは裏腹に、終始にこやかにお話されていたのが印象的でした。
髙副知事のページ( https://www.pref.shizuoka.jp/v_governor/3/index.html )
一昨年より、当社では女性職員(正規雇用)としてワタナベを採用しており、男子に混ざって山仕事に従事しています。
チェンソーで立木を伐採したり、最新の林業機械を操作したり、森林整備の計画を作成したりと、幅広い業務をこなしながら技術を身に付けつつあります。
また、当社の特徴として、会社が空き家を借り上げて社員寮を整備するなど、社員全員が事務所から5分圏内にある古民家に暮らしています。
これは、中山間地域において林業ベンチャーとして起業した当社が、衰退しつつある林業の復興と併せて人口増加においても貢献すべし、という方針を掲げているためです。
現在では、代表を含む社員全員が県外・市外出身者で構成されていて、さながら「Iターンベンチャー化」しています。
ところで、行政の事業によく「空き家対策」がありますが、単独では効果が表れにくいと感じています。
特に中山間地域での空き家対策には、雇用とのセットが必須ではないでしょうか。
「仕事と住まい」は、ある意味で暮らしの両輪だと思います。
そして、それらを提供し導く人の存在が欠かせません。
箱(家)だけ用意して、はいどうぞ、とやってもヨソモノがコミュニティーに馴染むのは至難の業ですから。
静岡県は今年度から、髙副知事の肝いりで移住・定住促進事業として東京都内に相談窓口を設置するなど、人口減に歯止めを掛けるために動き出しています。
静岡県公式移住定住情報サイト (http://iju.pref.shizuoka.jp/measure/emigrate.html )
当社も6月20日に東京で開催される林業職の就職ガイダンス出展を決めており、今後も積極的に県外・市外出身者を採用していく計画です。
(『森ではたらく!ガイダンス』 http://chiikino.jp/?p=3958 )
余談ですが、髙副知事は登山や林道探検?がご趣味だそうで、当地の温泉「やませみの湯」にもよく来られるとのことでした。
実は、髙副知事とお会いするのはこれが二回目で、過去ブログ(http://soma-wood.jp/wp/?p=995 )でお伝えした伐採現場への視察にも来られたことが有り、何かのご縁を感じます。
また、薪ボイラーなどの木質バイオマスの話題にも花が咲き、地域外へお金を流出させない為には、脱化石燃料を図ることが大切、などで意見が一致し、とてもうれしく思いました。