この長ったらしい研修名は何なんだ、と思わず突っ込みを入れたくなりますね~
そもそも、「高性能林業機械」ってなあに?という読者の皆さん(それほどいないと思いますが・・・)にお答えしましょう!(と言いつつ、以下林野庁HPから引用します)
高性能林業機械とは従来のチェーンソーや刈払機等の機械に比べて、作業の効率化、身体への負担の軽減等、性能が著しく高い林業機械です。
20年ほど前から開発・普及が進められており、平成21年度には約4,200台が林業の現場で使用されています。
主な高性能林業機械として、フェラーバンチャ、スキッダ、プロセッサ、ハーベスタ、フォワーダ、タワーヤーダ、スイングヤーダなどがあります。
(林野庁HP http://www.rinya.maff.go.jp/j/kaihatu/kikai/kikai.html)
うーむ・・・、機械名を読んでもよくわかりませんね。ま、とにかく人力では到底できないような作業を軽々とこなしてしまう林業のスーパーマシーン(笑)とでも言えましょうか。時折、ガンダムを連想する人もいるくらいですからね~。
写真は弊社所有の高性能林業機械です。意外と持ってたりするんですよ(笑)
上が「ハーベスタ」①立木を伐り倒し②枝を切り落とし③好きな長さに切り揃える、1台3役のスゴイ奴。
下が「グラップル」伐り倒した立木や造材した材を掴んだり整理したり、トラックに積み込んだりと、大活躍な一台。これがないと始まらない、って言うくらい大事な役割だし、普及している台数も多いはず。
従来は、土木工事に使用される重機と同等に扱われていた(車両系建設機械の技能講習を受講すれば運転できる。例外もあり)のですが、林業系の機械は専門の作業に特化して進化しているので、それはそれで土木系で起こり得る事故とは異なる危険性が指摘され、今回法改正が予定されているのです。
そして、高性能林業機械の運転に「特別教育」という教育を必須にしましょうとなって、さらに、その教育の指導者を養成しないといかんね、となって今回の研修会にようやく繋がる訳です。(こんなザックリとした説明でいいのか・・・?)
そんでもって研修の内容は・・・・、
元林野庁長官で現㈳林業機械化協会長の伴氏の講義。うーん、ある意味贅沢??
重心や摩擦、位置エネルギーなどなど、物理のお勉強を実験をふんだんに織り交ぜて解説してくださいました。
とても楽しそうに講義してくださる元林野庁長官。なんだかとっても親しみが湧きました。
物理って、大人になると楽しいですよね~。学生時代は物理選択者は変人だ、くらいの風潮だったのに・・・
いつも思います。もっと勉強しとけばよかった・・・(笑)
一日受講しただけでこんな大そうな修了証もらっていいのだろうか・・・
Posted by admin on 水曜日 10月 16, 2013 Under 全て, 林業業界ナレッジ, 林業研修
静岡木質バイオマス研究会からのご依頼で講演を行いました。
創業5期目にして初めて作成したホームページをレジュメ代わりに、代表のプロフィール紹介から企業に至るまでの経緯、そして弊社の掲げる理念や事業内容など・・・
1時間ほどの講演の中で最も伝えたかったことは、弊社が林業に「顧客目線」「サービス業的要素」を取り入れようと努めている、ということです。
弊社は山林を所有していません。更に、Iターンしたヨソモノが事業を行っています。
そうした立ち位置で森林管理を担うとしたら、弊社の役割は・・・
一次産業に限りなく近い「サービス業」、と言えると思います。
答えは一つではないかもしれませんし、今後自社山を保有する可能性も無くはありませんので、あくまでも現状での認識ですが。
それより大事だったのは、自社の強み(サービス)は何で、顧客は誰?ってことを確認すること。
ひとたび山主さんから山林の管理をご依頼いただくと、その後何十年にも渡ってその山林や山主さんとお付き合いしていくことになります。ですから、一事業体としての持続性が問われることにもなります。
つまり、簡単に会社を潰すわけにはいかないってことです。
規模の大小は問わず企業として経営を盤石にしなければ、いくら「森林を持続可能に・・・」と理念を掲げてもそれを実現することは不可能になります。
友人から教えてもらった言葉に
『理念なき利益は犯罪、利益なき理念は寝言』
というものがあります。
後半部分を肝に銘じて精進していきます。ご清聴ありがとうございました!!
Posted by admin on 水曜日 10月 9, 2013 Under メディア・取材, 全て, 日々のあれこれ, 林業研修
先日、浜松市内へチェーンソーの安全技術研修会の下見に行ってきました。
現場までの林道が通行可能か確認して林内の状況を把握、そして当日の班分け個所を確定、という流れです。
多少の崩れが確認できましたが、軽トラなら何とか通れそうです。良かった~
これは、帰宅してからの写真。
今日、案内していただいた方のご自宅に立派な夫婦イチョウがあって、ちょうど銀杏があちこち落ちている状態でした。匂いが一面に立ち込めていて、そこの奥様は「臭くて困るのよ~」、と仰っておられましたが、自分はなぜかウキウキしてしまいました(笑)
それでは、必殺技で・・・
電子レンジで2分ほど、ボンッボンッ!とハゼル音がして・・・そろそろいいかな~
この独特のグリーンは魅力的ですね。
これは日本酒飲むしかないっ!!(ちなみに、我が家では錫のお銚子に漆の盃で飲むのが定番)
っと、今年初の燗付けで一杯いただきました。
でも・・・食べすぎは要注意??
男性機能を低下せるという噂をきいたことがあるのですが、本当かなあ・・・
Posted by admin on 火曜日 10月 8, 2013 Under 全て, 日々のあれこれ, 林業研修
本日は、大阪で開催されている全国の製材業・林業・工務店の経営者が集まる勉強会に参加しました。
古川ちいきの総合研究所が主催する「国産材ビジネススクール経営実践研究会」です。林業と言えば、どうしても自分の暮らす地域の内部に閉じこもりがちなんですが、この勉強会では全国の異なる産地を背負った経営者たちと議論を交わしたり、情報を交換したり共有したり、と刺激が満載なのです。
実はこの勉強会の参加者一同で、10月23~25日に東京ビックサイトで開催される「ジャパンホームショー」に出店することになっています。
詳細は当日のお楽しみ、ということで内緒ですが、来場者がどんな反応を見せてくれるか今からドキドキわくわくです。
Posted by admin on 土曜日 9月 28, 2013 Under 全て, 林業研修
本日より3日間の日程で、「森林施業プランナー育成研修」が始まりました。
弊社からは自分も含めて3名で参加。ほとんどの組織は1社1人体制だったので大盤振る舞いし過ぎたかな・・・
しかーし。普段、現場で汗をかいている社員にも作業の背景を把握してもらいたい、「森林経営計画」のことを理解してほしい、事務方と現場の境を少しでも減らしたい・・・等々、欲張りな代表の思惑が満載、
ということで納得ナットク~。(代表の独りよがりの可能性あり・・・ガクっ)
『目標林型』という長期の森林整備に必要な考え方を丁寧に解説してくださったM崎講師。(写真の講師は県庁のKさんですね)
普段とかく目の前の木を伐ることに執心してしまいがちな弊社のメンバーたちが時間を超えた作業の目的に思いを馳せてくれたら、と願わずにいられません。余談ですが、M崎講師は新婚ホヤホヤだそうで、自分の出番が終わるとそそくさとお帰りになられました(関係ないかも) おめでとうございます!
私といえば、何より印象的だったのは某森林組合の講師の方が、『山主が第一』的なことを仰っていたことです。当たり前といえば当たり前なのですが、組織の存続に傾倒する団体が多いといわれる中であり、また弊社が掲げている
『すべてはお客様の山林の資産価値向上のために』
というキャッチフレーズと一致する理念だったので、改めて自分の胸に刻もうと思いました。
あ、そうそう。写真の右側に見える黄色い制服のロンゲモジャモジャ君は下を向いていますが、居眠りしているわけではありませんよ(笑)
彼の名誉のために念のため断っておきましょう!2人ともしっかり耳を傾けていたので、今後に乞うご期待か???
Posted by admin on 水曜日 9月 18, 2013 Under 全て, 林業研修